MILE STONE Scultura International 2009 in Edinburgh UK

2009年8月1日〜2009年8月30日

milestone exhibition DM
DM
milestone worksite
work site の風景

11人の作家の制作が始まる。一人一人のコンセプトと感性で自分の作品を作り上げる訳だ。
野外に適した作品から室内展示限定の作品まで、スーパーリアルな具象彫刻・皮膚感覚をコンセプトにした作品・プライベートな私情を押し出す作品・ミニマルな石の有り様をベースにした作品・インスタレーション的作品・自然界の数理的バランスを基軸にした作品、正に11人の色が出ている。
これは野外展示を想定したシンポジウムではあり得ない、正に石と歴史・文化・芸術という括りの Milestone projerct最終章にある展覧会のための個人的制作なのだ。
数年前から Milestone projectは動き出した。エジンバラ美術大学のJake Harvey教授が中心となって、世界の石文化の歴史(文化人類学的見地、芸術的見地、建築的見地)及び、地学的見地・石の道具等々、世界を廻って資料を集めた様だ。もちろん日本各地のリサーチもしたようである。
現代の時代背景の中で、石という最も遠い存在を、様々な見地から見直し問い直してみるプロジェクトとして、今回8月の Milestoneカービングは、それぞれの作家の作品制作と表現を通じて、石を身近な存在として再認識するための挑戦的なイベントプロジェクトになる。
石は、硬くて重くて、彫ろうとするとノイジーでダスティーでヘビーでデンジャラスで非常に扱いづらい存在なのだが、実は人類の文化文明の歴史の中で、ましてや今という時代背景の中で非常に身近な存在であるという事を再認識させるプログラムだったと思っている。
参加作家は、日本からは芸大の林さんと私、他イギリス・アメリカ・ドイツ・スイス・スペイン・イスラエル・クロアチア・等々からの作家。

My works My works
My works My works

これは私が制作した作品。"FOREST - planet"(制作会場で撮影)
エジンバラ空港の側の、トラム工事現場で見付けたバザルトのボールダー
ストーン(玄武岩の玉石)を使った。
石の穴は総て中心で繋がっていて、穴を叩いたり吹いたりすると、
石とは思えないような柔らかな、そして大きなサウンドを奏でるのです。
作った私もビックリです。夜な夜な、制作会場に集まってくる人達と、
この石でジャムセッションを楽しんだのです。


2010年3月〜2010年12月

展覧会は2010年、ヨークシャー・スカルプチャー・パークを皮切りに、2〜3箇所を巡回予定。



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