「雨引の里と彫刻 2011 - 冬のさなかに」 Exhibition


会期:2011.1.15. 〜 2011.3.21.

「雨引の里と彫刻」も 2011年で8回目の開催になります。

今回は敢えて、真冬の雨引の里にて開催する運びとなりました。
広い野外会場を廻るには、少々過酷な条件になります。ノンビリと田舎の風景を楽しみながら廻るには過酷過ぎる条件が重なるかも知れません。
冬枯れて荒涼とした里山の風景の中にある彫刻と空間、肌を刺す様な冷たい北風をついて巡り鑑賞するという自発的な意志と意識が必要とされるのではないかと思っています。

美術は、作者の意識と感性だけでは成立しないジャンルです。見る側の意識や感性も不可欠なのです。



Forest 2011-planet Forest 2011-planet

写真は岡本敦生の展示風景です。
新作の「forest 2011- planet」 石の中心まで無数の孔を空けて、その孔を発掘するシリーズですが、新作を5~6点ほど制作している中から、2点をピックアップして、日本の何処にでもあるような新興住宅地の空き地に持って行ったのです。が・・・・。
私が日本で飲んだくれてる時も、眠っている時も、イギリスでは多くの人達が私の個展のために動いている事を知ると、どうしても心の重心がロンドンに傾いてしまうのです。
雨引の自作品に手を抜いているわけではないのですが、少し比重が軽くなったようです。
参加作家全員が企画運営する展覧会なのですが、今回ばかりは皆さんに負んぶに抱っこされっぱなしです。

Forest 2011-planet

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