2003.8.23. - 2003.611.3. 第5回 雨引の里と彫刻

雨引の里で一軒の廃屋を見付けた。広い敷地には主人のいない母屋と、崩れかけた納屋と、漆喰の落ちたタバコを乾燥させていたらしい倉があった。納屋には嘗て使われていた生活雑貨や農機具が分厚い埃の中に散乱し、薄暗い倉の中は竹が密集していた。
一見異様な光景なのだが、何故か?どこかで見たような懐かしさがあった。

雨引のカタログに記載したコメント。
[ 敷地には雑草が生い茂っている。納屋にはかつての生活用品が散乱している。倉の中さえも竹林になっていた。主人のいなくなった空間に風化しないものの象徴として、ひっそりとUNITが立つ。]


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「UNIT - W」 白御影石 size:200(h)*18*34cm
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「UNIT - M」 大理石 size:200(h)*18*34cm
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「UNIT - B」 黒御影石 size:200(h)*18*34cm


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